骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025改訂のポイント
病院長・教授 井上大輔
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」は、Minds診療ガイドライン作成マニュアル2020に沿って作成されました。従来からの記載とともに、主に治療に関する40のCQに対するシステマティックレビューを基にしたそれぞれの推奨が記載されています。今回の改訂ポイントを中心にお話しました。
骨粗鬆症治療のニューパラダイム〜骨形成促進薬の重要性
病院長・教授 井上大輔
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」において、エビデンスAの骨折予防効果を有する薬剤として追加されたロモソズマブ(イベニティ®)を中心に、骨形成促進薬の重要性をお話しました。また、骨形成促進薬を先行して使用すべき対象や使用方法、goal-directed treatmentの考え方などについてもお話させていただきました。
内科医がみる骨粗鬆症〜骨折リスク評価と治療のパラダイムシフト〜
病院長・教授 井上大輔
「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」がついに発刊されました。骨形成促進薬の使い方やgoal-directed treatmentの考え方などについて、最新の情報をお話させていただきました。
Highlights of the Meeting
病院長・教授 井上大輔
毎年恒例となった今年の骨代謝学会学術集会で注目される一般演題をoverviewする企画です。第43回大会の臨床的トピックスについてお話させていただきました。今年でお役目は最後となり、来年からは東京大学老年病科教授の小川純人先生にバトンタッチさせていただきます!
シンポジウム12 一生を通じての骨代謝(臨床プログラム推進委員会企画)
講師 井上玲子 「中高年期の骨代謝異常」
中高年期は、性成熟期に獲得した骨量に変化をきたす時期であり、その後の骨粗鬆症進展のターニングポイントとして重要です。女性では閉経後骨粗鬆症による急激な骨量減少を認め、男女ともに老化の進行とともに生活習慣病などの骨代謝に影響を与える病態を合併することもあります。この時期に起こりうる骨代謝異常についてお話させていただきました。
シンポジウム14 骨代謝と老化の接点を探る(日本骨粗鬆学会・日本骨代謝学会合同シンポジウム)
講師 井上玲子 「生活習慣病合併骨粗鬆症とInflammaging」
老化に伴う炎症はInflammagingと呼ばれ、骨粗鬆症を代表とした加齢関連疾患の発症・進展に重要な機序であることが明らかになりつつあります。我々は生活習慣病に合併する骨粗鬆症に慢性炎症が関連することをこれまでの臨床研究で報告してきました。シンポジウムでは、骨粗鬆症の病態に関連する慢性炎症とこの炎症老化をターゲットとした治療の試みについて、動物実験から一部臨床的検討についても情報提供させていただきました。
シンポジウム14終了後、座長・演者の先生方と撮影
いよいよ来年2026年は千葉・舞浜で開催です!
病院長・教授 井上大輔
「最新の骨粗鬆症治療〜骨形成促進治療の重要性〜」
内科医的視点で骨形成促進薬を骨粗鬆症治療でどのように活かすか、をテーマに骨折リスク評価や治療のトレンドについてお話させていただきました。
病院長・教授 井上大輔
「内分泌代謝からみた骨粗鬆症〜リスク評価、治療薬の選択と最新のトレンド〜」
ほとんどの骨粗鬆症は閉経後骨粗鬆症であり、加齢に伴うものです。一方で、バセドウ病や副甲状腺機能亢進症などの多くの内分泌疾患が続発性骨粗鬆症の原因となります。骨粗鬆症診療において非常に重要な骨カルシウム代謝の評価と骨粗鬆症治療のトレンドについてお話しました。
病院長・教授 井上大輔
「カルシウム代謝のトピックス:低Ca血症性疾患の鑑別診断と生活習慣病関連骨粗鬆症」
現在、日本内分泌学会を中心に低カルシウム血症の鑑別診断および副甲状腺機能亢進症・偽性副甲状腺機能低下症の診断基準の改訂作業が進行中です。低カルシウム血症の鑑別において重要となるビタミンD充足度の評価や2型糖尿病やCOPDなどの生活習慣病に合併する骨粗鬆症について病態やマネジメントについてお話しさせていただきました。
病院長・教授 井上大輔
「糖尿病合併症としての骨粗鬆症〜病態、リスク評価と薬物治療」
1型糖尿病、2型糖尿病ともに骨折リスクが高いことが知られています。骨粗鬆症はケアすべき糖尿病合併症のひとつとして注目されます。糖尿病における骨代謝異常の機序や病態、薬物治療についてお話させていただきました。
病院長・教授 井上大輔
「骨形成促進治療の重要性〜ガイドライン改定を踏まえて〜」
「骨粗鬆症の予防と治療のガイドライン」改訂版がもう間もなく発表されます。骨形成促進薬であるロモソズマブが推奨薬剤へ追加される点が今回の大きな改定ポイントとなっています。長期の骨粗鬆症治療を見据えて、これらの骨形成促進薬をどのように活用するかが求められています。
病院長・教授 井上大輔
「日常診療に潜む低ホスファターゼ症」
成人期の低ホスファターゼ症では、無症状から全身痛や繰り返す骨折などの日常生活に支障をきたすような比較的重篤な症状まで、非常に幅が広いことが知られています。骨粗鬆症やリウマチ性疾患との鑑別も重要です。低ホスファターゼ症の診断ポイントや治療についてお話しました。
講師 井上玲子
「内科医が診る骨粗鬆症〜骨折リスク評価と長期治療戦略のポイント〜」
内科医は骨折の1次予防において大きな役割を果たします。骨折リスクの高い患者さんを的確に見極め、適切な薬物治療に結びつけるためのポイントや長期的な視点に立った薬物治療のストラテジー、注意点などについてお話させていただきました。
若手臨床内分泌医育成委員会企画 Clinical Encocrinology KO Rounds
口演36 骨代謝・副甲状腺3 骨系統疾患・後天性低Ca尿性高Ca血症
「2型糖尿病治療中に低ホスファターゼ症と診断し、酵素補充療法により運動機能の改善を認めた一例」 助手 髙村 悠里亜
髙村先生初めての学会現地発表、堂々たるプレゼンテーションでした!
教育講演16(オンデマンド) 骨粗鬆症診療アップデート
病院長・教授 井上大輔
超高齢化とともに骨粗鬆症患者さんは増加しており、骨粗鬆症治療は診療科の垣根を越えて行う必要があります。特に内科医が果たす役割は大きく、若手の先生方向けに正しい骨折リスク評価法と適切な薬物治療介入、特に近年使用可能となった骨粗鬆症治療薬を使いこなせるよう、お話させていただきました。
病院長・教授 井上大輔
「骨粗鬆症長期薬物治療のポイントと医歯薬連携の重要性」
長期戦略が求められる骨粗鬆症ではさまざまな骨粗鬆症治療薬の使い分け、逐次療法が重要です。その中で骨粗鬆症治療薬の長期使用に伴う顎骨壊死の問題については医歯薬連携が求められます。佐久市の医師・歯科医師・薬剤師の先生方へ最新の情報をお届けさせていただきました。
講師 井上玲子
「症例で探る フィネレノンを用いたDKD2025治療の実践」
GLP1受容体作動薬やSGLT2阻害薬、ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬など、腎保護効果を有するさまざまな薬剤が使用できるようになりました。これらの薬剤を糖尿病診療においてどのように用いていくのか、症例ベースにお話させていただきました。
助手 石澤 耕太
「ネフローゼ症候群を合併した糖尿病性腎症の一例」
超高齢社会の現在、心不全患者の増加が問題となっています。高齢期で発症する心不全を予防するためには早期からの血圧管理が重要と考えられています。実臨床においてARNIをどのように活用したらよいか糖尿病診療にかかわる先生方とディスカッションさせていただきました。
病院長・教授 井上大輔
「内科医が診る骨粗鬆症」
超高齢社会の現在、骨粗鬆症対策は社会全体の問題です。生活習慣病を背景とした骨粗鬆症のマネージメントや2次骨折予防のための骨粗鬆症治療の継続において、内科医の果たす役割は非常に大きなものです。内科医の目線で骨粗鬆症の長期治療戦略のポイントについてお話させていただきました。
講師 井上玲子
「糖尿病に潜む骨粗鬆症〜糖尿病患者さんの骨を守るために〜」
骨粗鬆症はケアすべき糖尿病合併症のひとつとして非常に重要です。骨粗鬆症による骨折はADLの低下に直結します。糖尿病に合併する骨粗鬆症の特徴、薬物治療する上でのポイント、注意点についてお話させていただきました。
「2026年日本骨代謝学会学術集会について」を更新しました。
「2025年日本骨粗鬆症学会について」を更新しました。
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